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2025/03/19 20:33 |
民意と民主主義と言う便利な言葉
安保法案関連から、良く「民意」と「民主主義」って言葉を聞く気かします。

論調はこんな感じ。

「自民党と安倍総理は民意を無視するな」
「小数意見を無視して、決定するのは民主主義じゃない」

一見すると、良いこと言ってるように聞こえます。

しかし、都合よく言葉を使ってるだけに思えてなりません。

まず、民意とは何でしょう?

「国民の声」の事です。

反対派は、自分達を「民意」として主張しています。
これは、賛成派の「民意」を無視している事になります。

そして、「国民の殆ど全てが…」なんて平気で言います。
これって、私の周辺の人々は、国民から除外されてることになります。

民意が民意がと叫び声を上げている人達って、
自分達の主張と違う事を言ってる人の存在を認めていないのです。

国会を見ていても、感じました。
政府は、「賛否がある…」「反対の方も居る…」と賛成ばかりでは無い事を
認識された答弁がされています。

では、野党はと言うと…
「国民の大半が反対…」「多くの人が反対…」
と決して、賛成している一般国民が居ないような論調。

これこそ、民意の無視では無いでしょうか?

政治家は、時に反対派が多くとも決めなければならない時があります。
この時、反対派が居る事を認識したうえで、決めるのです。
自分達の支持率が落ちる事もやむなしと、日本の為に苦渋の決断をしていると思うのです。
つまり、決して民意を無視しているわけでは無いと考えます。

では、民主主義について彼等が語る時はどうでしょう?

数の力で、強引に決めたと言った言い回しです。

しかし、国民に選ばれた議院の大半が与党であり、その与党議院全員が賛成しているのです。
政府が国会議院の民意を聞けば、賛成なのです。
先ほどまでの、「大半の国民」が「大半の議院」になっただけです。
にも関わらず、今度は、

「小数を無視するな」
「数が多いからと決めて良いのか」

と言うしまつ。

片や大勢の言葉を聞けと言い、一方では、小数をと言う。
まさに、言葉遊びですよね。

そして、強行採決と言う印象を与えたいのでしょうが、矛盾している主張であると言えるのです。

そして、安保が成立してしまうと、今度は、

「自民党議院と安倍総理を落選させよう」

って運動を始めました。

これも民主主義に矛盾しています。

「自民党と安倍総理から日本を奪還する為に○○党を応援しよう」

なら理解できます。

落選させようってのは、単なる攻撃であり、解決策を示さない無責任な主張でしかありません。
感情に流されて、個人を攻撃するような人達が民主主義を語ってるのに、矛盾を感じてなりません。

そして、民主主義を語る人達が、あの採決シーンを見て、与党より野党を評価するのであれば、
それこそ、民主主義への冒涜だと思うのです。
自分達の意に反するからと言って、実力行使する事が民主主義と考えていると言うことになるからです。

さらに言えば、デモがいくら大きくなっても、
それによって政策を左右されては民主主義を維持できません。

デモで、自分達の考えを広く世間に訴える事は大切だと想います。

しかし、国民によって選ばれた国会議院によって、選ばれた総理大臣に、
死ねだの、ヒトラーだの、独裁だのと言ったレッテルを張る事が民主主義なのでしょうか?

違います。

国会の外から、国会での決定に対して「絶対阻止」なんて、あってはならない事なのです。

民主主義って何?って聞かれれば、多くの人が「多数決」と答えるでしょう。
あの安保国会が混乱したのは、野党の責任であり、
正常に採決していれば、何の問題も無かった行為です。
野党の大騒ぎが、強行採決と言った言葉を印象付けしたに過ぎません。

こうして考えていくと、
強行採決したのは与党では無く、
強行採決させたのは野党なのです。

民意を無視して、「日本」の民主主義制度を破壊していたのは誰だったのか、
もう一度、冷静に考えてみてくだしね。


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2015/10/05 12:00 | Comments(0) | その他

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