立憲民主党の本多議員の発言について、国会が荒れたようです。
発端の発言は、安倍氏の話に噛みついたこれでした。
本多議員が安倍総理に、
「私の実感と違う。私は小学校中学校とずっと自衛隊の駐屯地のそばで育ち、
たくさん自衛官の息子さんがいたが、こんな話出たことがない。
私の小中学校の時代ですらそうで、今こんな話は出ている実感がない」
と指摘し、自衛隊は合憲なのだから改憲は不要と主張した事です。
これに対して、この発言の後日に自民党の小田原議員が噛みつきました。
内容はこんな感じ。
「自民党の小田原潔です。さっそく本題に入ります」
こう切り出した当選3回の自民党議員で、本多議員と同い年の小田原潔氏。父親は元自衛官だ。
そして冒頭から本多議員の2週間前の質問に噛みついた。
「総理のエピソードが作り話だと言わんばかりに随分と時間を費やされました。
(本多)委員に個人的な感情はありませんが、あの発言を聞いて血液が逆流するんじゃないかと思うほど憤りを覚えました。
私は自衛官の息子であります。
委員と同年齢、昭和39年生まれです。自衛隊官舎で育ちました。
総理のエピソードが航空自衛隊の幹部自衛官ということであれば、なおさら合点がいきます。
目に浮かぶようであります」
小田原議員は
「背景には自衛官の息子に共通する生い立ちがある。転勤に次ぐ転勤。ほかの職業の転勤転校とはちょっと違います」
などと自衛官の子供ならではの苦労話を続けた後、自らが少年時代の小・中学校教科書に
「戦争を放棄した憲法のもとで、武器を持つ自衛隊があることなどは多くの議論を呼んでいる」
「憲法違反であるという意見も少なくない」
と記述されていたことを指摘し、次のように声を張り上げた。
「エピソードが本当かどうかなんてことで国会の時間を費やすのであれば同い年の私が真実で上書きしたい。
委員が育ったあのころ、多くの自衛官の子供が憲法の定め、授業や大人のふるまいに傷つき悩み、無力感を飲み込んで成長したんです」
さらに小田原議員は、現在使われている中学の教科書でも
「自衛隊は憲法に違反するという主張もある」
と書いていると指摘し次のようにボルテージを上げた。
「今でも毎年毎年何万人の子供たちが嫌な思いをしながら座っているんです。
私は父に憲法違反なのと聞かずにすみましたが、もし聞くことがあったら私も泣くと思います。
自衛隊が憲法違反という大人の声は、テレビをつければ耳に入ってきます。
一家だんらんの時そんな話題が流れてきたらどんな雰囲気になるか皆さん想像できるでしょう」
「あまりに鈍感!」
そして小田原議員は、本多議員の質問について感情を込め、大声で非難した。
「お父さんが憲法違反と言われたから涙が出るんじゃないんです。
こんなことを聞いたら父は悲しむって百も承知だけど、今日あったことが辛くて我慢できないから親には聞いてほしい。
聞いた瞬間に親がどんなに心を痛めた表情になるかわかっているから口に出す前から涙が出るんです!
こんなこともわからないで、私は駐屯地の近くにいて実感がないんですというのはあまりに鈍感!全国の自衛官とその家族はやりきれません」
だそうです。
まぁ、この発言、本多議員に反論が出来ない状態でされたことは良くありませんでした。
しかし、この小田原議員の発言はリアルな事実であり、今なお続く問題であることは
間違いありません。
なので、別の委員会で今度は本多議員が反論しました。
本多議員は、小田原議員の発言は
「政治家の姿勢としても問題がある」
として、
「自衛官の子供でなければ自衛官の子供の話をしてはいけない、そんなことを言い始めると国会議員は議論ができなくなる」
と指摘。
障がい者と議論しているときに
「障がい者じゃない本多さんにはわからないよね」、
女性議員と女性問題について話していて
「あんたは男だからわからないよね」
と言われ悔しい思いをすることもあると語り、次のように続けた。
「私は自衛隊の駐屯地のそばで育ちました。多くの自衛隊のお父さんを持つ友人とすごしました。その過去を冒涜したように、お前は人の内心がわからない政治家だと、
こんなことを指摘される覚えはまったくありません!
障がい者の方の気持ちもわかるように、女性の気持ちもわかるように、
そして自衛官の息子さんの気持ちもわかるように、そういう政治家になりたいと思っています。
あなたのような人にいきなり、真剣に予算を議論する委員会で個人攻撃をされる覚えはありません!」
だそうです。
もはや論理のすり替えであり、自己正当化の苦しい言い訳ですね。
自衛隊のそばでは、未だに憲法違反だのと書かれた看板があったり、共産党が叫んでいた入りします。
沖縄地方に自衛隊の基地が出来る事が決まった時、共産党の地方議員が吐いた言葉を知らないのでしょうか?
政治家ではない、自衛隊の家族も居ない、自衛隊の家族の友達も居ない私ですら、
「自衛隊は憲法違反の可能性」とか自衛隊員の子供は人殺しの子と教える教師が居る事をしっています。
「自衛官の息子さんの気持ちもわかるように、そういう政治家になりたいと思っています。」
なんて、口先だけの綺麗事は無意味です。
最近では、災害派遣等で自衛隊が認められてきているとか言ってましたが、それは別の事。
集団的自衛権の議論の中で、「自衛隊を人殺しにするのか」みたいな発言が沢山ありました。
そして、最大の疑問があります。
何故、本多議員は自衛隊の憲法明記に反対なのでしょうか?
本当に必要だと考えているなら、憲法に自衛隊を明記しても問題ないはずです。
憲法違反の可能性を言われる事が「少なく」なったから不要では無いでしょ?
自衛隊を憲法違反だと言う憲法学者が0になり、憲法違反だという市民が0になり、
憲法違反だと言う政治家が0にならない限り、
自衛隊員の尊厳の為にも憲法改正は必要であると言えます。
自衛官の息子さんの気持ちを考えれば、誰からも自衛隊を批判されない事が大切だとは
考えないのでしょう。
そうした自衛官の子供より、憲法が大切で、自衛隊を中途半端にしておくことが大切だと
訴えているではないですか!
これ、先日のセクハラ問題と似てますよね。
記者がセクハラ訴えた、被害者が訴えているのだから反論するなと、
そして、セクハラにあった女性の気持ちを考えろって言ってましたよね?
今回の事は、自衛隊員に息子さんにとっては、まさにこれと同じでは無いですか?
本多議員はどうだったかなんてどうでも良くて、
自衛隊が憲法違反だと言われる被害に遭ってる人は沢山いるのです。
それをきれいごとで誤魔化すのは間違いであり、ダブルスタンダードです。
ぽちってしてもらえると励みになります!
発端の発言は、安倍氏の話に噛みついたこれでした。
本多議員が安倍総理に、
「私の実感と違う。私は小学校中学校とずっと自衛隊の駐屯地のそばで育ち、
たくさん自衛官の息子さんがいたが、こんな話出たことがない。
私の小中学校の時代ですらそうで、今こんな話は出ている実感がない」
と指摘し、自衛隊は合憲なのだから改憲は不要と主張した事です。
これに対して、この発言の後日に自民党の小田原議員が噛みつきました。
内容はこんな感じ。
「自民党の小田原潔です。さっそく本題に入ります」
こう切り出した当選3回の自民党議員で、本多議員と同い年の小田原潔氏。父親は元自衛官だ。
そして冒頭から本多議員の2週間前の質問に噛みついた。
「総理のエピソードが作り話だと言わんばかりに随分と時間を費やされました。
(本多)委員に個人的な感情はありませんが、あの発言を聞いて血液が逆流するんじゃないかと思うほど憤りを覚えました。
私は自衛官の息子であります。
委員と同年齢、昭和39年生まれです。自衛隊官舎で育ちました。
総理のエピソードが航空自衛隊の幹部自衛官ということであれば、なおさら合点がいきます。
目に浮かぶようであります」
小田原議員は
「背景には自衛官の息子に共通する生い立ちがある。転勤に次ぐ転勤。ほかの職業の転勤転校とはちょっと違います」
などと自衛官の子供ならではの苦労話を続けた後、自らが少年時代の小・中学校教科書に
「戦争を放棄した憲法のもとで、武器を持つ自衛隊があることなどは多くの議論を呼んでいる」
「憲法違反であるという意見も少なくない」
と記述されていたことを指摘し、次のように声を張り上げた。
「エピソードが本当かどうかなんてことで国会の時間を費やすのであれば同い年の私が真実で上書きしたい。
委員が育ったあのころ、多くの自衛官の子供が憲法の定め、授業や大人のふるまいに傷つき悩み、無力感を飲み込んで成長したんです」
さらに小田原議員は、現在使われている中学の教科書でも
「自衛隊は憲法に違反するという主張もある」
と書いていると指摘し次のようにボルテージを上げた。
「今でも毎年毎年何万人の子供たちが嫌な思いをしながら座っているんです。
私は父に憲法違反なのと聞かずにすみましたが、もし聞くことがあったら私も泣くと思います。
自衛隊が憲法違反という大人の声は、テレビをつければ耳に入ってきます。
一家だんらんの時そんな話題が流れてきたらどんな雰囲気になるか皆さん想像できるでしょう」
「あまりに鈍感!」
そして小田原議員は、本多議員の質問について感情を込め、大声で非難した。
「お父さんが憲法違反と言われたから涙が出るんじゃないんです。
こんなことを聞いたら父は悲しむって百も承知だけど、今日あったことが辛くて我慢できないから親には聞いてほしい。
聞いた瞬間に親がどんなに心を痛めた表情になるかわかっているから口に出す前から涙が出るんです!
こんなこともわからないで、私は駐屯地の近くにいて実感がないんですというのはあまりに鈍感!全国の自衛官とその家族はやりきれません」
だそうです。
まぁ、この発言、本多議員に反論が出来ない状態でされたことは良くありませんでした。
しかし、この小田原議員の発言はリアルな事実であり、今なお続く問題であることは
間違いありません。
なので、別の委員会で今度は本多議員が反論しました。
本多議員は、小田原議員の発言は
「政治家の姿勢としても問題がある」
として、
「自衛官の子供でなければ自衛官の子供の話をしてはいけない、そんなことを言い始めると国会議員は議論ができなくなる」
と指摘。
障がい者と議論しているときに
「障がい者じゃない本多さんにはわからないよね」、
女性議員と女性問題について話していて
「あんたは男だからわからないよね」
と言われ悔しい思いをすることもあると語り、次のように続けた。
「私は自衛隊の駐屯地のそばで育ちました。多くの自衛隊のお父さんを持つ友人とすごしました。その過去を冒涜したように、お前は人の内心がわからない政治家だと、
こんなことを指摘される覚えはまったくありません!
障がい者の方の気持ちもわかるように、女性の気持ちもわかるように、
そして自衛官の息子さんの気持ちもわかるように、そういう政治家になりたいと思っています。
あなたのような人にいきなり、真剣に予算を議論する委員会で個人攻撃をされる覚えはありません!」
だそうです。
もはや論理のすり替えであり、自己正当化の苦しい言い訳ですね。
自衛隊のそばでは、未だに憲法違反だのと書かれた看板があったり、共産党が叫んでいた入りします。
沖縄地方に自衛隊の基地が出来る事が決まった時、共産党の地方議員が吐いた言葉を知らないのでしょうか?
政治家ではない、自衛隊の家族も居ない、自衛隊の家族の友達も居ない私ですら、
「自衛隊は憲法違反の可能性」とか自衛隊員の子供は人殺しの子と教える教師が居る事をしっています。
「自衛官の息子さんの気持ちもわかるように、そういう政治家になりたいと思っています。」
なんて、口先だけの綺麗事は無意味です。
最近では、災害派遣等で自衛隊が認められてきているとか言ってましたが、それは別の事。
集団的自衛権の議論の中で、「自衛隊を人殺しにするのか」みたいな発言が沢山ありました。
そして、最大の疑問があります。
何故、本多議員は自衛隊の憲法明記に反対なのでしょうか?
本当に必要だと考えているなら、憲法に自衛隊を明記しても問題ないはずです。
憲法違反の可能性を言われる事が「少なく」なったから不要では無いでしょ?
自衛隊を憲法違反だと言う憲法学者が0になり、憲法違反だという市民が0になり、
憲法違反だと言う政治家が0にならない限り、
自衛隊員の尊厳の為にも憲法改正は必要であると言えます。
自衛官の息子さんの気持ちを考えれば、誰からも自衛隊を批判されない事が大切だとは
考えないのでしょう。
そうした自衛官の子供より、憲法が大切で、自衛隊を中途半端にしておくことが大切だと
訴えているではないですか!
これ、先日のセクハラ問題と似てますよね。
記者がセクハラ訴えた、被害者が訴えているのだから反論するなと、
そして、セクハラにあった女性の気持ちを考えろって言ってましたよね?
今回の事は、自衛隊員に息子さんにとっては、まさにこれと同じでは無いですか?
本多議員はどうだったかなんてどうでも良くて、
自衛隊が憲法違反だと言われる被害に遭ってる人は沢山いるのです。
それをきれいごとで誤魔化すのは間違いであり、ダブルスタンダードです。
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